Cheng Shui-Chng, chinese lute
 
 

鄭 瑞貞 中国琵琶

   
 

1942年 中国福建省生まれ。
幼少より台北で教育を受け、国立政治大学法学部を卒業。
公費留学生試験に合格しフランス留学し、
パリ第四大学 音楽博士号を取得。

現在、フランス国立Frssenes音楽院民族音楽学科長。
フランス国家科学院民族音楽研究員、国際客家音楽学会理事。

留学前は幼獅国学社と中広国楽団の団員で、
琵琶は故国楽大師 孫 塙章に師事。

これまでに海峡両岸民族のテープ/CD12、博士独奏CD2枚 および
1992年共著『台湾の音楽』、1998年『台湾海峡両岸の客家音楽』を刊行して、
中日両国の琵琶など民族音楽の研究に従事。

2008年9月より台湾国立台南大学客員教授。

 

 
 

中国琵琶について

中国漢代(206B.C.〜220A.D.)に中央アジアから中国に伝わり、歴代の音楽家が構造上の改良を加え、作曲や演奏技巧上の改編により琵琶は完全に中国化した。

初めは宮廷宴楽の胡楽jとし現れ、以後中国本土の伝統音楽に溶けこんだ。
中国に伝わった頃は頚部の四柱のみで「品」(フレット)がなく、のちに演奏技巧の多様化、複雑化にともない「棺」(柱)と「品」の数が増えた。現在、中国には次の5種類の琵琶がある。

@漢族北方琵琶
  六相(頚の柱)二十四品(胴のブレジト)、音域は4オクターブ、オーケストラや独奏用、独奏曲には文曲(優美、情緒的)、武曲f雄大な力と戦闘場面を表現)、大曲(文曲と武曲を兼ね合わせたもの)の3種がある。

A漢族南方琵琶
  四相十品、音或は2オクターブ半、小型。

E南方納酉族琵琶
  オ−ケストラ用。

Cチベン族琵琶
  女性がうたいながら踊り、男性が伴奏しながら踊る。

E價族
  伴奏楽器、大・中・小各型。